声優になるには養成所が最短

声優になる方法とは?デビューの道を掴むための情報

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声色を変えるのが芝居ではない

   


著作者YangChen_TW_lgf01a201401181100
「周りからアニメ声だといわれる」「いろいろな声が出せる」というのを声優を志した動機にしている人がいます。
確かにそれは武器のひとつにはなり得るでしょうが、声色を変えたり作り声を出す事が声優だと思っているとしたら大きな勘違いです。

声優に求められるのは演技であって、声を変える曲芸ではありません。
人物に合った声を必要とするのであれば、役の年代と性別に合った声優をキャスティングするだけで用は足りてしまうはずです。
しかし、実際長く声優として活躍されている方々は、様々な年代の役柄を演じています。
50代、60代になって子供のキャラクターを演じたりするわけです。

この事実が何を意味しているかというと、簡単に言えば「役になり切れるか」なのです。
いくらそれらしい声だけを作れたとしても、その役柄らしいセリフが発せられないと視聴者には伝わりません。
いかにもその場面で役柄の人物が話しそうな雰囲気、態度、心情で発せられた言葉でなければ、声が出せたとしても「それっぽい」止まりにしかなりません。
演じている、お芝居をしているとは言えないのです。

「七色の声を持つ」「困ったときの山寺」と絶賛され、声優業界内でもナンバーワンの実力を認められている山寺宏一さんは、尊敬する声優として、羽佐間道夫さんを挙げていらっしゃいます。
声色を変えることなく、地声による演技力で様々な役を演じ分けている、というのがその理由だそうです。

山寺さんは努力・研究し続け、多彩な声を使い分けますが、それが声優の本質ではないことを暗に示しています。
音感・リズム感、間合いなどの基本的な技術はもちろん前提として、声優としての「芝居」は別物だということです。
実際、山寺さんに対する周囲の評価も、声色の部分だけではないのです。

声色を変えられるというのは良い武器にはなりますが、それに頼っていては先がありません。
これから声優を目指していく、というのであれば優先して考え練習すべきなのは演技力です。
演技力を向上させるには、練習量はもちろんですが、たくさんの人に触れたり読書等を通じ、(自分を含めた)人の心の動きを感じ取り経験値としておくのが重要です。
多くの喜怒哀楽に触れ、自分の中に引き出しを作っておくことを日頃から心がけましょう。

PHOTO BY:YangChen(TW)

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