ド素人が一般公募オーディションから声優になるという幻覚
2017/03/02
声優や業界に憧れ、オーディションを受けることを考えている中学生や高校生は実に多いです。
ネットの掲示板などにも、以前からそういった人の相談がびっくりするほど書き込まれています。
真剣に考えているアピールをしながら、
「どうしたら合格できるか」
「どんなことに気をつけたらいいか」
「顔や声が可愛くないとダメか」
「養成所等に通っていない者が受けるのはよくないでしょうか」
などなど、こんな質問をしているのを見かけます。
その人の持つ声優としての適性やポテンシャルは不明ですが、こういう姿勢では、“絶対に”声優になれません。
結論から言うと、まず演技未経験の素人が一般公募オーディションから声優になろうとするのが無意味な挑戦です。
業界には既にしっかり基礎を作り現場も経験豊富な声優が有り余るほどいるので、わざわざド素人を選ぶ必要はありません。
一般公募オーディションの真の目的は番組やゲームなどの話題作り、もしくは養成所や専門学校の人集めです。
弱小事務所の人数揃えの場合もありますが、そんなところに所属しても仕事がないので無意味です。
所属させてレッスン料を取るのが本当の目的の場合すらあります。
この事実は少し調べればすぐわかることです。
また、安易にネットでオーディションの相談をしている行動自体も、考えが浅はかだと言えます。
素人OKのオーディションが上記のような性質であることすら自分で調べずに他人に教えてもらおうという安易さは、声優になるには大きな障害です。
皆、プロの声優となるリスクも覚悟して、親と交渉したり自分で働きながら学費を捻出し、さらに限られた時間の中で勉強し続けているというのに、それらの努力を省略しようとしているのです。
「私は自力でいろいろ調べている!」と主張する人もいるかもしれませんが、そもそも頑張る方向性が間違いです。
自ら調べるだけでなく、得た情報から真実を判断する力というのは声優に限らず、社会に出る上で必要なことの一つです。
ネットの匿名掲示板などで得られる回答にはそもそも責任が伴っていません。
つまり情報源としての正確性は低いのです。
そんなことすら理解できていないようでは、やはりアウトなのです。
お金が無くて養成所にいけないからオーディションで…というのも、単なる言い訳です。
お金が無いのは単なる自己都合であって、基礎を積み上げる努力を省略してよい理由にはなりません。
その費用をアルバイトするなりして準備するところから始めるべきです。
お金を理由にするようでは、例え声優になっても新人のうちにその道を諦めることになるでしょう。
オーディションの募集要項に「素人OK、初心者歓迎」等と書いてあったとしても、それはあなたに声優デビューのチャンスを与えているわけではないと認識してください。
主催者側のビジネスとしてのメリットに基づいた宣伝文句です。
下手に引っかかると、お金を取られたり詐欺まがいの被害に遭いかねません。
しつこいようですが、素人がオーディションで声優になろうと考えることは最早「夢」ですらなく、単なる妄想や幻覚と一緒です。
本気で、真剣に声優になりたいならば、どこの養成所に入所するかを検討すべき。
まずは養成所の資料請求から始めてみましょう。
◎ 資料請求先の例(無料です)
参考:日本ナレーション演技研究所
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