声優養成所の面接って難しいの？落ちるの？

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声優養成所の面接って落ちたりする人ってどれくらいいるんでしょうか？
お金さえ払えれば誰でも入れるという意見もあれば、落ちたという話もあります。
また通われてる方や面接を受ける方は演劇経験者とかやっぱり多いんでしょうか？

これは養成所によって違う、というのが本当です。

例えば、某声優養成所の本科コースは倍率50倍で、ほとんどが書類選考で落とされる上、面接でさらにふるいにかけられます。
この養成所はたまたま即戦力養成に特化した方針であって、入口で選別しているだけです。
このような養成所であれば、基礎だけでは通用しません。
やはり本格的な技術やスター性など、完成していなくとも光るものを見せられるようでなければなりません。

一方、お金さえ払えば誰でも入れるというような口コミがある養成所もあります。
これを見聞きするとレベルが低いんじゃないかと思ったりしますが、この考え方は誤っています。
こういった養成所の面接では、本当に基礎の基礎という程度の能力、真剣さ、基本的な態度・人間性を見るだけなので落ちる人は少ないのです。
ですから、しっかり面接官の質問に的確にに答え「声優になりたい」というあなたの意思を伝えれば大丈夫です。
演劇などの経験が問われるわけではありません。
ここで落とされるとすれば、他の入所生に悪い影響を与える可能性がある人です。
これを読んでくださっているぐらいですから、あなたはそういう方ではないと思いますが、最低限そういう評価を受けないような態度、準備は必要でしょう。

本題から少し脱線しましたが、門戸の広い養成所の場合、基本的にレッスンなどを経験させてみないと声優としての能力は開花するかどうかわからない、という考え方です。
ですので、レベルごとにコースが設定されていて、なかなか上位のコースに昇格できないという人も多くいます。
つまり、入所させてある程度育てながら選抜していく、というわけですね。

入所の面接や演技試験が難しいかどうかというのはプロダクションや養成所の考えですから、あなたのレベルに応じて受験先を選択してみてください。
ただし門戸が広ければ、今の時点のレベルが低くてもレッスン次第で成長できるチャンスは掴めるわけです。
考えておくべきなのは、標準語で正しく発声したり発音できるかという基本的な部分を事前に身に付ける準備です。
多くの人は何も準備せず養成所に入ってしまいますが、心構えの部分で出遅れているといえます。
真剣に声優を目指すのであれば、方言が抜けきっていないとか滑舌でつまづいたり、大きな声が出せないなどの欠点は克服すべきです。
自己流の変なクセをつけないように気をつける必要はありますが、基礎ができていると、いざレッスンの場で戸惑うことが少なくなるでしょう。

最後に、これはひとつの考え方ですが、あれこれ思い悩んでいてもことはなかなか前に運びません。
どの養成所を受けるにも資料や願書を手に入れないと始まりませんし、それらを見て面接日までになにをどう準備するか、と考えも具体的な行動も変わるはずです。
あなたが真剣に声優を目指すのなら、まずは資料を請求してみてはいかがでしょうか。

参考：大手声優プロダクション、アーツビジョン・アイムエンタープライズの付属養成所
日本ナレーション演技研究所
資料は無料でもらえます。費用は比較的低額で、年間受講料の分割納入も可能とのことです。